尿漏れシートは使い方に気を付け尿かぶれがひどい時には病院に行きましょう
ただでさえ不快な尿漏れですが、尿漏れ用のパッドや尿漏れシートを使っていたらかぶれてしまった…というお悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。
「尿漏れシートをこまめに替えているのにかぶれてかゆい。」
「かぶれて痒いから尿漏れシートを辞めたいけど、臭いやシミが気になって辞められない…」
という方も多く、尿漏れの悩みとあわせて密かに悩んでいる方も多いようです。
尿かぶれしてあまりに痒いときには尿漏れシートとの付き合い方を考えたほうが良さそうですね。
今回は尿漏れシートで尿かぶれする原因や対処法についてご紹介します。
1.尿漏れシートを長時間付けていたり皮膚に合わない尿漏れシートを付けていると尿かぶれしやすくなります
2.尿漏れシートで尿かぶれしたら市販の薬を使ったり病院に行ってみたりしましょう
3.尿漏れシートが原因の尿かぶれではない場合もあるのでかぶれがなかなか良くならない時には病院に行ってみましょう
4.尿かぶれがなかなか良くならない時には尿漏れそのものの改善を目指しましょう
1.尿漏れシートを長時間付けていたり皮膚に合わない尿漏れシートを付けていると尿かぶれしやすくなります
尿漏れで尿かぶれする原因にはいくつかあります。
一つ目が長時間尿漏れシートを使用することで皮膚が刺激を受けやすくなっていること。
市販の尿漏れシートは通気性が良いものも多いですが、例えば
・忙しくてなかなか尿漏れシートを付け替えられない…。
・夏場になると、汗をかいてしまう。
ということが原因で、尿漏れシートが蒸れた状態になってしまっている方も。
また尿漏れシートの表面は雑菌だらけ。
尿漏れシートをこまめに替えないと皮膚が刺激を受けて、皮膚トラブルを起こしやすくなってしまいます。
二つ目の原因が皮膚にあっていない尿漏れシートを付けていること。
例えば元々皮膚が弱く化学繊維に弱い敏感肌の方の中には、市販の尿漏れシート自体が皮膚に合っていない可能性もあります。
また尿漏れに悩んでいる方の中には、尿漏れシートではなく、生理用ナプキンやおりものシートで代用している方もいらっしゃるようですが、これが尿かぶれの原因になることも。
生理用ナプキンやおりものシートは尿漏れシートよりも吸水力が低いため、どうしても表面に尿が残りやすくなってしまいます…。
表面に残った尿やそこから発生した雑菌が尿かぶれの原因になることも。
自分にあった尿漏れシートを探すことも大切なんです。
特に高齢の方は若い頃に比べて皮膚のバリア機能が低下していることで、尿かぶれしやすくなっています。
これ以上ひどくならないように、早めにケアを始めたいですね!
2.尿漏れシートで尿かぶれしたら市販の薬を使ったり病院に行ってみたりしましょう
尿漏れシートで尿かぶれしてしまい、かゆくなっても人前でかくこともできずじっと我慢している方もいらっしゃいます。
しかし尿かぶれで悩んでいても特にケアをしていない、という方もいるようで…。
それでも尿漏れシートを使い続けて尿かぶれを悪化させてしまっている方もいるようです。
尿かぶれしたときの対処法を知って、少しずつ改善を目指していきましょう!
市販の尿かぶれ用の薬を使ったり病院に行ったりする
まずおすすめしたいのが市販の薬を使うことです。
尿かぶれ用にいくつか市販の薬が売られていますので、そちらを試してみてはいかがでしょうか?
市販の薬で良くならなかったりあまりに尿かぶれがひどかったりする時には、勇気を出して病院に行ってみましょう!
尿かぶれは皮膚科で診てもらうことができます。
病院に行くのが恥ずかしい方は、女性医師のいる病院を探してみるのもおすすめです。
自分にあった尿漏れシートを探す
尿漏れシート自体が皮膚にあわず尿かぶれしている方は、自分にあった尿漏れシートを探してみましょう!
市販の尿漏れシートの中には、敏感用の方に作られた皮膚に優しい商品もあります。
また最近では布製の尿漏れシートも。
布製なら洗って繰り返し使えるので、お財布にも優しいですよね!
尿漏れが少量の方の中には、布ナプキンで代用している方もいらっしゃるようです。
尿漏れシートの付け方にも気をつけましょう
尿漏れシートはただ付ければ良い訳ではなく、付け方も大切ということをご存知ですか?
例えば尿漏れシートにシワがよるようにつけていると、シワの部分ばかり何回も皮膚にあたり尿かぶれしてしまうことも。
尿漏れシートを付けるときは、体にフィットするようにシワなくキレイに付けるようにしましょう。
3.尿漏れシートが原因の尿かぶれではない場合もあるのでかぶれがなかなか良くならない時には病院に行ってみましょう
陰部のかゆみはなかなか辛いものですが、尿かぶれだと思っていたら実は尿漏れシートが原因じゃなかった…なんてことも。
特に女性はおりものや生理でかぶれやすい方も多く、かぶれの原因が一つではないこともあります。
また女性の場合、陰部のかゆみの原因として「カンジダ膣外陰炎」や様々な膣炎にかかっていることもあります。
陰部のかゆみの他におりものの異常や下腹部の違和感・気になる臭いがある場合には、婦人科で相談してみましょう。
4.尿かぶれがなかなか良くならない時には尿漏れそのものの改善を目指しましょう
どんなことをしても尿かぶれがなかなか良くならない…とお困りの方もいらっしゃると思います。
尿漏れシートを毎日付けている方だと、尿かぶれがどうしても治らないこともありますよね。
そんな方は尿かぶれのそもそもの原因である尿漏れの改善を目指してみてはいかがでしょうか?
完全には良くならなくても、尿漏れが改善してきて尿漏れシートを付ける時間が短くなるだけでも、尿かぶれが和らいでくることもあります。
尿漏れ改善におすすめの方法をご紹介します!
骨盤底筋を鍛える体操を行う
尿漏れの原因として多いのが、骨盤底筋のゆるみから起こる尿漏れです。
骨盤底筋がゆるむことで膀胱を支える力が弱くなり、尿漏れしやすくなってしまいます。
運動した時や重いものを持ち上げた時、くしゃみをした時など、お腹に力が入った瞬間に尿漏れする方は、骨盤底筋を鍛えてみましょう!
体操の仕方はいたって簡単。
・仰向けに寝転がり足を肩幅に開きます。
・そのまま膝を立ててお尻を浮かせ、肛門~膣の辺りを締めて5秒間キープ!
・キープしたあとはゆっくりと力を抜きます。
この動きを10回ほど続けて行ってみましょう。
これを1セットとし、1日3~5セットを目安に行ってみましょう。
生活習慣の改善
尿漏れに悩んでいる方の中には、頻尿でトイレに間に合わず漏らしてしまっている方もいらっしゃいます。
頻尿は過活動膀胱などの病気だけではなく、生活習慣が原因になっていることも。
アルコールやコーヒーなど、利尿作用がある飲み物を好んで飲んでいる方も多いと思います。
頻尿で尿漏れしている方は、こういった飲み物は控えめにするようにしましょう。
冷えやむくみも頻尿の原因になります。
ゆっくりと湯船につかり体を温め、むくみをとるマッサージをするのもおすすめです!
泌尿器科で診てもらう
どうしても尿漏れが良くならない時には、やはり尿トラブルの専門である泌尿器科に行って診てもらうのがおすすめです。
病院で相談すれば正確な原因も分かりますし、それに合わせた治療も行ってもらえます。
病院では薬による治療や手術を行うこともあります。
是非お医者さんと相談して納得のいく治療を行えると良いですね!
尿漏れした時に尿かぶれの悩みは付きものですが、なかなか恥ずかしくて周囲の方に相談できないことも多いと思います。
しかしかゆみはなかなか我慢できないですし、どんどんひどくなっていくこともあるので辛いですよね。
今回の尿かぶれの対処法を参考に、上手に尿漏れの悩みと付き合ってみてくださいね。