尿漏れ・膀胱炎は日常生活の中で予防しツライ時には病院に行ってみましょう
日常生活を送る中で気になる排尿の悩み。
その中でも特に尿漏れと膀胱炎は女性に多く、人知れず悩んでいる方がたくさんいます。
病院に行くことのハードルが高く
「泌尿器科に行くのって勇気がいる…。」
「病院に行くほどのことじゃないよね…。」
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、尿漏れも膀胱炎も辛い症状ですよね。
治せるものなら治したい、と思っている方も多いはず。
今回は尿漏れや膀胱炎の原因から予防法までご紹介いたしますので、是非参考にしてみてくださいね。
1.尿漏れ・膀胱炎は特に女性に多い泌尿器系トラブルの一つです
2.尿漏れも膀胱炎も日常生活の中で予防することができます
3.尿漏れや膀胱炎に悩んだら病院に行って相談してみましょう
4.膀胱炎による尿漏れが気になる時は尿漏れパンツを使ってみましょう
1.尿漏れ・膀胱炎は特に女性に多い泌尿器系トラブルの一つです
尿漏れも膀胱炎も男性より女性に多いと言われていますが、それには体の構造の違いが関係しているんです。
尿漏れの原因
尿漏れの原因は主に「腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)」と「切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん)」の二つのタイプに分かれます。
「腹圧性尿失禁」というのはお腹に力が入った時に尿漏れしてしまうタイプのこと。
例えば大笑いした時や咳・くしゃみをした時、重いものを持ち上げた時…
日常のちょっとした動作の中で尿が漏れてしまう方は、腹圧性尿失禁の可能性が高いんです。
この腹圧性尿失禁には骨盤底筋が大きく関わってきます。
出産経験のある女性の方は骨盤底筋がゆるんでしまっていることが多くあります。
骨盤底筋がゆるんでしまうと尿道を締める力も弱くなり、その結果尿漏れしやすくなってしまっているのです…。
骨盤底筋は加齢でもゆるんできてしまうので、出産経験のある女性の方はどうしても尿漏れしやすくなる傾向にあります。
もう一つの「切迫性尿失禁」は病気などが原因で膀胱が縮んでしまっていることで尿漏れしやすくなっているタイプのこと。
いきなりトイレに行きたくなってしまい、間に合わなくて漏れてしまった…という方はこちらのタイプの可能性があります。
これから紹介する膀胱炎による尿漏れは、症状としては切迫性尿失禁に近く、急にトイレに行きたくなり尿漏れしてしまうことがあるという特徴があります。
膀胱炎の原因
膀胱炎は尿道を通って入り込んだ細菌が膀胱で炎症を起こすことで発症します。
女性は男性に比べて肛門と尿道の距離が近いですし、尿道の長さも短いため感染しやすくなっているんです。
尿をした時にツーンとした痛みやしみるような痛みがあったり、尿に白いにごりや茶色・赤っぽい色が付いていたり、頻尿になったり…
という症状が続く時には膀胱炎の可能性があります。
細菌の感染の原因にもいろいろあり、疲れや冷え・ストレスがあったり、抵抗力が落ちたりしている時に膀胱炎になってしまうこともあります。
またトイレを長時間我慢したりあまり清潔ではない状態で性交したりすることで、感染してしまうことも。
日常のちょっとしたことで感染してしまうことも多く、膀胱炎を何回も繰り返してしまう方もいます。
2.尿漏れも膀胱炎も日常生活の中で予防することができます
一度なってしまったら気になってしょうがない尿漏れと膀胱炎ですが、日常生活の中で予防することもできるんです!
尿漏れの予防方法
尿漏れの原因が「腹圧性尿失禁」の場合、原因は骨盤底筋のゆるみにあります。
ですから、体操などで骨盤底筋を鍛えることで尿漏れが改善することも…!
簡単な体操をご紹介します。
1、仰向けに寝転がり膝を立て、足を肩幅に開く。
2、そのまま肛門と膣のあたりを意識してぎゅっと力を入れるように締める。
3、そのまま5秒キープし、ゆっくりリラックス状態に戻す。
これを5セットくらい続けてみましょう。
症状が軽い方でしたら、体操だけでも尿漏れが改善してくることがあります。
是非続けてやってみてくださいね!
切迫性尿失禁の場合は病気が原因で尿漏れが起こってしまっているので、薬などを使った治療が必要になります。
切迫性尿失禁の可能性がある方は、病院に相談することをおすすめいたします。
膀胱炎の予防方法
膀胱炎の予防としてはまずは抵抗力を高めること!
これは難しいことではなく、例えば夜ふかしをしない、栄養バランスの良い食事を摂る、なるべく冷えないようにする、ということが抵抗力を高めることにつながっていきます。
日々忙しく過ごしているとなかなか自分の体を労われないときも多いですが、日常生活の中で思い当たることがある方は、できることから少しずつ見直していってみてはいかがでしょうか?
また長時間尿を貯めておかないことも大切です。
どうしてもトイレに行くのが面倒な時や、仕事などでなかなかトイレに行けないこともあるかもしれません…。
しかし尿を長時間貯めておくことで膀胱の機能が低下してしまい、細菌に感染しやすくなってしまうんです。
おしっこがしたい、と思ったらあまり我慢しすぎないようにしましょう。
女性の場合、不潔にしておくことで細菌に感染してしまうこともあります。
大腸からの細菌に感染してしまうことも多いので、尿を拭く際には前から後ろに拭くようにしましょう。
また、おりものシートやナプキンはこまめに替えましょうね!
性交の時に感染してしまうこともあるので、まず性交する前にはシャワーを浴び清潔にすることを心がけます。
性交後に排尿することでも膀胱炎の予防には効果的。
細菌が流されやすくなります!
膀胱炎は日常のちょっとしたことで予防することができるので、できることからやってみてくださいね!
3.尿漏れや膀胱炎に悩んだら病院に行って相談してみましょう
尿漏れも膀胱炎もなかなか治らない…。
症状が重くて辛い…。
そんな時には病院に行ってお医者さんに相談してみましょう!
尿漏れの治療
尿漏れの治療は尿漏れのタイプによって違います。
まず「腹圧性尿失禁」の場合。
尿漏れをしっかり治したい方や尿漏れの状態が中程度以上の方は、手術で治すこともできます。
腹圧性尿失禁の時に行われている手術の一つが「TOT手術」。
これは尿道と膣の間にテープを張り、骨盤底筋を支える手術なんです。
手術時間は15~30分程度と短く、合併症も少ないと言われています。
体への負担も少ないので、高齢の方も行える手術なんですよ。
「切迫性尿失禁」の場合には、薬による治療がメインになります。
症状に合わせてお薬が処方されますので、是非泌尿器科のお医者さんに相談してみてくださいね。
また「膀胱訓練」という訓練をすることで、症状が改善していくことも。
膀胱訓練では尿意を感じてもすぐにはトイレに行かずに少し排尿を我慢します。
これを繰り返すことで「尿が膀胱に溜まった」→「尿を出す」という脳の信号を正常に膀胱に伝え、勝手に膀胱が縮まないようにしていきます。
いずれにしてもお医者さんの指示に従って治療するようにしましょう。
膀胱炎の治療
泌尿器科を受診し膀胱炎と診断されると抗生物質が処方されます。
抗生物質は決められた期間飲みきることで細菌を殺し、症状を改善させます。
処方されたお薬を飲みきらないと再発することもありますので注意しましょう!
また水分をたくさん摂り、たくさん尿を出すことで細菌が流れやすくなります。
膀胱炎になると排尿の時に痛むことも多く、あまりトイレに行きたくない…と思うかもしれませんが、トイレを我慢せずに排尿することも膀胱炎改善への一歩!
頑張って尿を出すように心がけましょう。
4.膀胱炎による尿漏れが気になる時は尿漏れパンツを使ってみましょう
膀胱炎になると尿漏れしてしまうこともあります。
普段から尿漏れに悩まれている方も、膀胱炎になったら尿漏れするようになってしまった、という方も、尿漏れの時の臭いやシミが気になるはず…。
そんな時には尿漏れパンツの着用がおすすめです。
尿漏れの程度によって軽失禁用~大失禁用まで、いろいろな種類の尿漏れパンツがあります。
七福の通販サイトでも尿漏れパンツを取り扱っていますので、尿漏れにお悩みの方は是非着用してみてはいかがでしょうか?
七福の尿漏れパンツのページはこちら
人にはなかなか言えない尿の悩みですが、日常生活の中で予防することもできますし、症状がひどい時には病院で治療することもできます。
大きな病気ではないから、なんとなく対策を後回しにしがち…という方もいらっしゃるかもしれません…。
でも尿漏れや膀胱炎の改善で日常生活はより快適になるはず!
尿漏れや膀胱炎が気になる方は是非ご自身で予防してみたり、病院に行ってみたりしてくださいね。